立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
社会学の基本 デュルケームの論点
その基本に古典の力で迫り、現代をとらえる目を鍛える王道の一冊。
宗教/自殺/連帯/教育/贈与/模倣/遊び……。
社会学創始者のひとりであるエミール・デュルケームとその学派・同時代人・継承者・批判者たちの思考を、
43のキーワードと命題でやさしく解説。
デュルケーム事典としても使える本格派入門書。
【執筆者】
赤羽 悠、芦田徹郎、池田祥英、梅澤精、梅村麦生、江頭大蔵、太田健児、大野道邦、岡崎宏樹、小川伸彦、
小関彩子、川本彩花、笠木 丈、菊谷和宏、北垣 徹、金 瑛、白鳥義彦、杉谷武信、中倉智徳、 中島道男、
野々村元希、林大造、藤吉圭二、古市太郎、三上剛史、村田賀依子、山田陽子、横井敏秀、横山寿世理
Ⅰ 社会と人間への視座
1.社会的事実 / 2.制度 / 3.合理主義 / 4.一種独特なもの / 5.人間の二元性
/ 6.社会形態学
■コラム:デュルケーム学派と社会学年報
Ⅱ 分業・連帯・社会病理
1.社会的分業と連帯 / 2.契約における非契約的なもの / 3.刑罰進化 / 4.犯罪と正常/病理
/ 5.自殺 / 6.アノミー
Ⅲ 道徳・家族・教育・政治
1.道徳の科学 / 2.道徳の三要素 / 3.道徳生活の美学 / 4.家族 / 5.教育 / 6.中間集団
/ 7.デモクラシー / 8.社会主義
■コラム:第三共和政
Ⅳ 聖なるものと集合表象
1.聖/俗 / 2.集合的沸騰 / 3.社会の理想 / 4.人格崇拝と道徳的個人主義 / 5.カテゴリー
/ 6.集合表象と真理
■コラム:ドレフュス事件
Ⅴ デュルケーム学派と同時代の思想家
1.タルド:模倣 / 2.ベルクソン:閉じた社会/開いた社会 / 3.ジャネ:社会的人格
/ 4.モース:贈与 / 5.アルヴァックス:集合的記憶 / 6.ギョカルプ:理想と変革
Ⅵ 批判と継承
1.バタイユ:至高性と交流 / 2.カイヨワ:遊びと戦争 / 3.ジラール:暴力と儀礼
/ 4.パーソンズ:行為と社会システム / 5.マートン:アノミー
Ⅶ 現代社会学への影響
1.ガーフィンケル:エスノメソドロジー / 2.ゴフマン:儀礼的相互行為
/ 3.バウマン:他者とともにあること / 4.ルーマン:機能システムの無モラル性
/ 5.ハバーマス:コミュニケイション的行為 / 6.ブルデュー:ハビトゥス
あとがき
巻末文献表
索 引