「〈子ども学〉論集」が『日本教育新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.04.16
教師のための教育学シリーズ 1
教職総論
教師のための教育理論
著者 | 教師のための教育学シリーズ 編集委員会 監 平野 朝久 編 |
---|---|
ジャンル | 教育学 テキスト > 教育 |
シリーズ・巻次 | 教師のための教育学シリーズ 1 |
出版年月日 | 2016/10/10 |
ISBN | 9784762026119 |
判型・ページ数 | A5・224ページ |
定価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
[教師のための教育学シリーズ①]
教職を志す人たちが、教師の職務について知りたいことや知っておくべき基礎的な知識を学び、次に職務を支え、それを遂行する条件となる教育法制および学校という組織について理解を深め、今後、教職について自ら学び、研究を深めていく手掛かりが得られるように構成されている。
<執筆者>
平野朝久、櫻井眞治、山田雅彦、糸井尚子、上淵寿、品田瑞穂、林尚示、伊藤秀樹、高橋純、佐々木幸寿、菅原雅枝、末松裕基、腰越滋、古屋恵太、遠座知恵
第1章 問い続ける「子供とは,教師とは,授業とは」
第1節 ある教職の講義
第2節 学生の自覚した価値
第3節 問い続けること
第2章 「教師は五者たれ」―教師の仕事の多様性―
第1節 教師「学者」たれ
第2節 教師「役者」たれ
第3節 教師「医者」たれ
第4節 教師「易者」たれ
第5節 児童・生徒理解としての社会・時代の理解
第6節 教師「芸者」たれ
第3章 心の成長とキャリア発達
第1節 エリクソンの心理社会的発達理論
第2節 青年期のアイデンティティ・ステータス
第3節 職業選択とキャリア理論
第4節 教職とキャリア発達
第4章 学習への動機づけと教室での人間関係
第1節 学習への目標と人間関係への目標の関係
第2節 関係性への欲求と学び
第3節 自律性の発達と関係性への支援
第5章 学級の中の対人関係
第1節 教師の対人的スキル
第2節 子どもとの接し方
第3節 リーダーシップ
第6章 教科だけでは学校教育は成り立たない―特別活動と生徒指導・進路指導に着目して―
第1節 教職の定義と教員の約割
第2節 教員の職務内容と特別活動・生徒指導・進路指導の関係
第3節 小中学校参観と特別活動・生徒指導
第4節 おわりに
第7章 生徒指導って何だろう?
第1節 生徒指導の定義
第2節 具体的な生徒指導の例
第3節 生徒指導を行ううえでの注意点
第4節 校則
第5節 まとめ
第8章 ICTを活用した授業
第1節 ICTを活用した授業とは
第2節 ICT活用のための機器やコンテンツ
第3節 教員によるICT活用
第4節 児童生徒によるICT活用
第5節 諸外国における先進的なICT活用実践
第6節 授業でのICT活用の考え方
第2部 教職を広げる
第9章 制度・組織の中で生きる教師―教育法制と教師の職務―
第1節 教育行政制度の中の学校
第2節 学校の組織運営,授業実践についての法則
第3節 教職員の組織―さまざまな職種の教職員
第4節 教職員の組織の変化
第5節 教師の身分と地位
第6節 まとめ
第10章 多文化化する学校
第1節 言語文化背景の異なる子どもたち
1.日本の学校で学ぶ言語文化背景の異なる子どもたち
2.海外で教育を受けた日本の子どもたち
第2節 言語文化背景の異なる子どもたちへの指導体制
1.国の外国人児童生徒教育に関わる施策
2.言語文化背景の異なる子どもの受け入れ
3.多様な日本語指導体制
第3節 指導上の留意点―子どもたちのことばと文化
1.日本の学校文化と子どもたちの家庭の文化
2.「ことば」をめぐる問題
第4節 まとめに代えて―教員の役割
第11章 未来志向の学校づくり―組織と経営という視点―
第1節 学校は必要か?
1.制度としての学校
2.現代学校の課題と可能性
第2節 学校の社会環境の変動
1.学校の「マネジメント化」
2.教育意思の三角形の変化―学校管理から学校経営の時代へ
第3節 組織としての学校の変化
1.学校の年齢構成の変化
2.学校と家庭・地域の関係の変化
3.「チームとしての学校」
第4節 リーダーシップを担う教師
1.“経営は生きた総合芸術”
2.スクールリーダーシップという視点
第12章 豊かな人間関係構築の「場」としての学校の復権へ―子どもの社会化の変容および教師の現況を手がかりに―
第1節 学校を通過(スルー)する子どもたち―『希望の国のエクソダス』より
第2節 苦闘する教師の現況
1.増加する教師の病気休職者
2.バーンアウト(燃え尽き症候群)について
3.教師の自己効力感,仕事への満足度
第3節 社会化論の展開にみる大人と子どもの関係性の変化
第4節 豊かな人間関係を築く「場」としての「学校」の復権のために
第3部 教職を深める
第13章 教育哲学で考察する「子ども主体の授業」
第1節 「子ども主体の授業」と1980年代以降の教育改革との関係
第2節 1980年代の現代思想に生じた主体批判
1.主体概念の誕生
2.主体概念に対する批判
第3節 ジョン・デューイの教育思想における主体論
1.問題状況で現れる主体と客体
2.教育実践における展開
第4節 「子ども主体の授業」に向けて必要とされる知見
第14章 教育史にみる「子ども主体の授業」
第1節 近代の学校と教師
1.統制下における内発的改革
2.教育の近代化と学校
3.師範学校の教員養成
第2節 教育現場主体の改革
1.新教育運動の国際的展開
2.日本における改革の動き
3.大正新教育の思想
第3節 東京女高師附小の授業改革
1.直面した課題
2.模倣からの脱却
COLUMN