「〈子ども学〉論集」が『日本教育新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.04.16
ホスピタリティ概論
本書はこのホスピタリティについて省察を深めた概論書である。ホスピタリティを人の行為から抽出することを試み、その普遍性と日本的ホスピタリティについて考察した。
ホスピタリティが相互の関係性を深める行為であることや、人間的温もりを他者に対し具現化する行為であることに注目し、ホスピタリティを教育や文化と深く関わる側面をもち、人間行動の思いもかけない発展と深化の可能性を秘めた行為として提示した。
第1章 ホスピタリティへの理解
1.1 ホスピタリティとは
1.2 ホスピタリティの理念
1.3 ホスピタリティの定義と調査結果
第2章 ホスピタリティヘの取り組み
2.1 行為としてのホスピタリティ
2.2 ホスピタリティと倫理
第3章 キュロスのホスピタリティ
3.1 もてなしへの視点
3.2 キュロスの生涯とホスピタリティ
3.3 キュロスの持て成し
第4章 「日の名残り」にみる執事のホスピタリティ
4.1 執事の職業意識とホスピタリティ
4.2 注目される執事職
4.3 「日の名残り」にみる執事のホスピタリティ
第5章 福祉とホスピタリティ―大高善兵衛の行為―
5.1 大高善兵衛にみるホスピタリティ
5.2 行動を突き動かすもの
5.3 引き受けと持ち出しの行為
5.4 ホスピタリティを掘り起こす
5.5 第二・第三の大高善兵衛を生む
第6章 日本にみるホスピタリテイ
6.1 20世紀のホスピタリティ元年
6.2 ホスピタリティの日本語表現
6.3 道徳心の涵養とホスピタリティ
6.4 ホスピタリティと国際交流
6.5 「定」にみる倫理
6.6 架空と事実によるホスピタリティ
6.7 茶道にみるホスピタリティ
6.8 ホスピタリティと「心」
第7章 魅力あるホスピタリティ
7.1 ホスピタリティの問題点
7.2 新聞記事からホスピタリティを探る
7.3 ホスピタリティへの今日的視点
7.4 ホスピタリティの理解と実行
7.5 ホスピタリティとサービス
終 章 魅力行動学とホスピタリティ
付 録