立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
総合人間学 8
人間関係の新しい紡ぎ方
3・11を受けとめて
――東日本大震災から3年がたつ今、人間としての新しい生き方を人と人とのつながりのなかで構築することが差し迫った課題となっている。
哲学、霊長類学、人類学、社会学、メディア論、臨床心理学…など、多様な学際領域からのアプローチで、<3.11>後の人間関係、私たちのあり方を問う。
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木村光伸(霊長類学・地域生態論)
Ⅰ〈3・11〉後―人間関係を問い直す
● 人間の絆の根底を考える
岩田靖夫(哲学)
● 人間関係の学
渡邉毅(人類学)
● 〈自己家畜化〉の論理から人間関係のあり方を問う
穴見愼一(環境思想)
● 人間を問うことの現代的意味
片山善博(哲学)
Ⅱ〈3・11〉後―環境が編み出す人間関係
● 3・11震災復興が問う人間・社会・未来
古沢広祐(持続可能社会論)
● 中山間地域の地域復興
杉山光信(社会学)
● それが「絆」ならインターネットで十分すぎる
吉田健彦(環境哲学・メディア論)
● 来たるべき社会のための覚え書
木下康光(ドイツ民衆文学)
Ⅲ〈3・11〉後―人間関係の危機―疎外感に立ち向かう―
● イジメ共同体をいかにのりこえるか
清 眞人(実存的人間学・文芸評論)
● 子どもと青年、家族が遭遇した複合災害
横湯園子(臨床心理学)
Ⅳ〈3・11〉後―海外の受けとめかたと「脱原発」の課題
● 韓国で受けとめた〈3・11〉
水野邦彦(韓国社会論・社会哲学)
● ドイツにおけるエネルギー転換
ミヒャエル・イェーガー(『Freitag』編集者)
(眞鍋正紀 訳)