立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
総合人間学 9
〈居場所〉の喪失、これからの〈居場所〉
成長・競争社会とその先へ
現代社会で失われた〈居場所〉をとりもどすために考えられることとは――
社会学、哲学、教育学、生命倫理学等からの学際的アプローチ。
【執筆者】
片山善博、玄田有史、種村完司、降旗信一、荒木田 岳、太田 明、藤谷 秀、竹内章郎、北見秀司、
ユルゲン・リンク
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Ⅰ 現場から〈居場所〉を問う
● 〈居場所〉そして〈持ち場〉―高齢化と人口減の町で考えた 玄田有史(労働経済学)
● 〈居場所〉の喪失と回復―「いのちの電話」活動の経験から 種村完司(哲学、倫理学)
● 子どもの居場所づくりをどう進めるか
―3・11以後の環境教育・自然体験学習論を踏まえて 降旗信一(環境教育、社会教育)
● 原発事故被災者として〈居場所〉について考える 荒木田岳(地方制度史)
Ⅱ 現代〈居場所〉考―哲学・社会思想の視座から
● 〈居場所がない〉ということ―承認をめぐる闘争と病 太田明(教育学)
● 〈居場所〉と「社会で生きる権利」 藤谷秀(哲学、倫理学)
● 障がい児者を巡る受容と排除 ―生存権理解と関わって 竹内章郎(社会哲学、生命倫理)
Ⅲ 脱成長による持続可能な社会へ
● 政治的エコロジーと「もうひとつのグローバリゼーション」
―脱成長と〈居場所〉の創出のために 北見秀司(哲学、社会思想史)
● ノーマリズム(正常化志向)と成長の危機、そして
サステナビリティ(持続可能性)の二重の意味について ユルゲン・リンク(ドイツ文学、文化科学)