「〈子ども学〉論集」が『日本教育新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.04.16
数字と言葉
社会学方法論の研究
社会学の方法を、およそふたつの異なる態度、数字と言葉のどちらに関心を置くかという点から、主要な方法論とその実例を検討していく。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
※こちらの書籍は、電子版がご購入いただけます。
<「数字と言葉」 電子版>
・YONDEMILL版: こちら(サンプル) (https://www.yondemill.jp/contents/38969?view=1)
※電子版サンプルを閲覧後、もしくは右下の「購入」ボタンからご購入が可能です。
・Kinoppy(紀伊國屋書店)版: こちら(https://www.kinokuniya.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?CAT=08&GOODS_STK_NO=EK-0590987)
*各電子書籍について詳しくは下記をご覧ください。
● YONDEMILL でのご購入(弊社の各書籍ページからも電子版をお買い求めいただけます)
https://www.yondemill.jp/labels/69
※WEBブラウザで閲覧できるデジタル本となります。
YONDEMILLについて詳しくは下記アドレスをご覧ください。
(https://yondemill.jp/)
● Kinoppy (紀伊國屋書店の電子書籍アプリ)でのご購入
http://k-kinoppy.jp/
※閲覧には専用アプリのダウンロードが必要です。
Kinoppyについて詳しくは上記アドレスをご覧ください。
はじめに
1 社会学における方法論の多様性
2 本書の構成
第1章 社会調査における「量」と「質」
はじめに
1 社会現象の研究法についての常識と疑問
2 調査票について
3 「量的」方法と「質的」方法について
おわりに
第2章 社会階層研究の「数量化」と「数理」について
はじめに
1 日本の社会学における「数理社会学」の提唱
2 社会階層研究とSSM 調査における「数量化」
3 数学の効用と「確率統計的方法」の可能性と限界
4 「計量社会学」としての社会階層研究の方法と困難
おわりに
第3章 「統計的」社会調査とビッグデータ
はじめに
1 ビッグデータとは何なのか?
2 数学と言葉への補助線――チョムスキーの言語論
3 情報社会学――吉田民人の情報論
4 社会調査は生き延びるのか?
おわりに
第4章 社会調査と「主観的意味理解」の方法について
はじめに
1 「実証主義」社会学の方法と現状
2 社会科学における「量」と「質」
3 「統計的方法」と「事例研究法」
4 「主観」と「客観」の矛盾
5 マックス・ヴェーバー「理解社会学」における「意味の理解」
6 ジグムント・フロイト「精神分析」における他者理解の方法
7 社会学における他者の「主観的意味理解」の方法と困難
おわりに
第5章 社会学と現象学の遭遇――社会調査における方法と現象学とのかかわりについて
はじめに
1 社会調査における「現象学的」態度への指向
2 ライフ・ヒストリーからライフ・ストーリーへの変換
3 行為者の主観的意味理解にとっての現象学の含意
4 個人の意識経験を追うこと ケース1
5 歴史の解釈における現象学的理解 ケース2
おわりに 現象学的に考えることの社会学にとっての意義について
第6章 私的に書かれた「語り」を読むこと
――社会調査のデータとしての日記と手紙について
はじめに
1 社会調査における「日記」と「手紙」
2 手紙・自己実現と伝達意思としてのライフ・ドキュメント
3 日記・社会学の見たいものと文学の表現したいもの
4 応用問題 ある手記
おわりに 私的な「語り」を読む,ことの有効性
第7章 自明なことを凝視する先に何が見えるのか
――エスノメソドロジー管見
はじめに
1 現象学から社会学へ A・シュッツ
2 現象学的社会学からエスノメソドロジーへ
H・ガーフィンケル
3 繊細な現実を記述する
エスノメソドロジーから会話分析へ
おわりに
第8章 「数字」と「言葉」
はじめに
1 再び量と質,数字と言葉
2 方法の問題 数字・数学・数理
3 言葉の分析 数字で言葉を分析する
言葉で言葉を分析する