新刊

自然選択による人間社会の起源

著者 ジョナサン・H・ターナー
アレキサンドラ・マリアンスキー
正岡寛司
ジャンル 社会学
出版年月日 2017/09/01
ISBN 9784762027345
判型・ページ数 A5・432ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
人間は猿や類人猿と同じ進化した感情の動物である。
社会学者が、人間社会の起源と発展もしくは崩壊について、生物学、古生物学、霊長類学、脳神経科学、遺伝子学などの自然科学的な方法とその成果に基づいて解き明かしていく規模壮大な野心作の邦訳。
目  次
はじめに
第1 章 霊長目[類]時代の概説史
1.1 霊長目の進化
1.1.1 樹上の生息域  
1.1.2 真性霊長目の誕生  
1.2 霊長目の歴史
1.2.1 霊長目の分化 
1.3 むすび
第2 章 弱い紐帯の脆弱性
2.1 なぜ猿は類人猿よりも適合できたのか
2.1.1 気候と環境の変化  
2.1.2 食性の有利  
2.1.3 生活史理論  不利と有利  
2.2 類人猿社会の構造と最後の共通祖先の探索
2.2.1 ネットワークとしての社会構造  
2.2.2 霊長目にとってのネットワークの意味  
2.2.3 分岐分析  
2.2.4 類人猿社会の組織化  
2.2.5 類人猿の社会的ネットワーク  
2.2.6 最後の共通祖先の社会構造を再構築すること  
2.2.7 猿の社会構造を統計集団として用いること  
2.2.8 同系性と規則性の仮説  
2.3 樹上生息域末端の餌場への適応
2.3.1 弱い紐帯の強さと弱さ  
2.4 集団構造の統合を図るための方法
2.5 むすび
第3 章 全体社会の原形質  原初ホルドの探索  
3.1 ヒト科とヒト属の系統樹
3.2 ホルド
3.2.1 チンパンジー社会の主要な要素  
3.2.2 原初ホルドの構造  
3.3 狩猟・採集バンドを創始するための最後の難題
3.3.1 最小の文化によって,あるいは文化をもたないで組織化すること  
3.3.2 核家族の出現にともなう問題  
3.3.3 メゾ水準とマクロ水準の構造的統合  
3.4 むすび
第4 章 強い紐帯の強さ  霊長目の連帯にとっての新たな基礎  
4.1 社会連帯の条件
4.1.1 肯定的感情の強化  
4.1.2 対人的な同調 
4.1.3 リズミカルな共時化  
4.1.4 有価資源の交換  
4.1.5 肯定的裁可  
4.1.6 儀礼  
4.1.7 社会関係の象徴化とトーテム化  
4.2 感情と強い紐帯の神経学的構造
4.3 最初の言語
4.3.1 感情の皮質制御力を獲得すること  
4.3.2 感情パレットの拡張  
4.4 進化した類人猿をもっと感情的にすることの危険
4.5 最初の言語と原型文化の出現
4.6 むすび
第5 章 文化の発生
5.1 ヒト科文化の発生にとっての障害
5.2 サヴァンナでの騒音制御
5.3 発話と社会性
5.4 発話,コミュニケーションと手段的行為
5.5 二足歩行,道具の使用,コミュニケーション
5.6 文化と集団のトーテム化
5.7 文化と自己の出現
5.8 文化の進化と新しい形態の自然選択
5.9 むすび
第6 章 人間社会の発生  狩猟・採集社会  
6.1 狩猟・採集社会の構造的要素
6.1.1 狩猟・採集バンドの生態的ならびに人口誌的特徴  
6.1.2 狩猟・採集社会で発展した制度体系  
6.2 バンドの進化
6.3 家族の進化
6.3.1 愛情と家族の神経学的な基礎  
6.3.2 家族の文化的な側面  
6.3.3 家族にとっての大きな障害 インセストの可能性  
6.4 経済の進化
6.5 宗教の進化
6.6 平等性の進化
6.7 人間社会の要素
6.7.1 人間社会の諸次元の組織化  
6.7.2 最初の社会に対する選択圧力  
6.7.3 狩猟・採集社会の構造的輪郭 
6.8 むすび
6.8.1 原初人間社会の構造的中核  
6.8.2 エデンの園からの離脱:狩猟・採集民の定住  
第7 章 園芸農耕の台頭
7.1 園芸農耕を突き動かす選択力
7.2 園芸農耕社会の人口誌学と生態学
7.3 園芸農耕社会の新たな構造形態
7.3.1 親族関係の精密化
7.3.2 政治の出現と,その後における国家の台頭 
7.3.3 法律の台頭  
7.3.4 宗教の拡張  
7.3.5 新しい経済  
7.3.6 不平等と階層化  
7.5 むすび
第8 章 農業社会
8.1 農業社会を突き動かす選択圧力
8.2 農業社会の人口誌的ならびに生態的特徴
8.3 農業社会における新たな構造形成
8.3.1 経済組織体  
8.3.2 国家形成,帝国建設,そして国家の崩壊  
8.3.3 親族関係の再度の核単位化  
8.3.4 世界宗教の出現  
8.3.5 法体系の成長  
8.3.6 独立した制度領域としての教育の出現  
8.3.7 その他の新しい制度領域  
8.4 不平等と階層化の強化
8.5 むすび
第9 章 産業社会とポスト産業社会の台頭
9.1 産業社会とポスト産業社会の生態的・人口誌的特徴
9.2 産業社会とポスト産業社会における新しい構造形成
9.2.1 産業社会とポスト産業社会の経済  
9.2.2 ポストモダン社会は創発しつつあるのか  
9.2.3 政治の民主化  
9.2.4 統合的機構としての法律の影響力強化  
9.2.5 核家族に回帰する長い冒険旅行 
9.2.6 優位する制度領域としての教育の出現 
9.2.7 人間社会における宗教の重要性の継続 
9.2.8 不平等の低下と階層化の新たな形態 
9.3 むすび
第10 章 異様な大地に押しだされた新参者
       社会文化という檻内で生活する進化した類人猿  
10.1 複合化と制約の進化
10.1.1 ダーウィン流の選択からスペンサー流の選択への推移  
10.1.2 選択圧力としての人間性  
10.2 人間(類人猿)性
10.2.1 個体(個人)主義  
10.2.2 自己と個人主義  
10.2.3 移動性  
10.2.4 共同態感覚  
10.2.5 階統 
10.3 マクロ社会と人間性のあいだで増幅する対立
10.4 社会学的分析にとってのいくつかの含意
参考文献  

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