教材にみる岡山秀吉の手工科教育論の特質と意義

戦前日本の手工科教育論の特質と意義

著者 平舘 善明
ジャンル 教育学
出版年月日 2016/12/05
ISBN 9784762026768
判型・ページ数 A5・434ページ
定価 本体8,200円+税
在庫 在庫あり

第2次世界大戦前の日本において、小学校図画工作科ならびに中学校技術・家庭科のひとつの前身であった小学校手工科の教育的営みの到達水準を、手工科教育の代表的研究者であった岡山秀吉(1865~1933年)の手工科教育論を主たる研究対象に据えて解明することを試みた。

岡山秀吉の手工科教育の発展過程を、各時期の手工科をめぐる状況の文脈に位置づけ、経年的にたどり、その全体像をとらえる。教材を教育的価値の具体物とみる教材論の準拠枠をもって、戦前水準を示唆する岡山の手工科教育論の到達点を解明することを試みる。

また戦時教育体制化において、「子どもの発達に着目した教育的手工」と称される岡山の手工科教育論の内実を、「復元による教材解釈」の手法を用い、実際に教材を復元することを通して、文献資料からは読み解くことが容易でない、作り手の教育的意図を含みこんだ、教材という教育の具体的営みの深層から解明することを試みる。

まえがき
序 章 小学校手工科の歴史的遺産と技術教育:課題と方法
第1 節  研究の目的 
第2 節  先行研究
第3 節  研究の方法 

第1 章 岡山秀吉の手工科教育研究への接近
第1 節  上原六四郎との出会い 
第2 節  岡山が師事した上原六四郎の手工科教育観 
第3 節  岡山の千葉県尋常師範学校勤務時代の取り組み 
第4 節  小 括 

第2 章 文部省編纂『小学校教師用 手工教科書』の特徴
第1 節 『 教師用手工教科書』の形成過程における高等師範学校附属小学校での岡山の手工科実践 
第2 節 『 教師用手工教科書』の特徴と同書編纂上の岡山の役割 
第3 節  小 括 

第3 章 岡山秀吉の手工科教育論の理論的特質
第1 節 手工科教育の目的的価値の「構造体系化」 
第2 節 教材単元としての「細工」の特徴 
第3 節 小 括 

第4 章  岡山秀吉の手工科教育論の展開過程における米国留学の意義
第1 節  岡山の米国留学の足取り 
第2 節  岡山が重要視した米国の手工・産業科教育の実践内容 
第3 節  小 括 

第5 章 欧米留学後の岡山秀吉の手工科教育論の発展
第1 節  手工科教育の目的的価値論の発展 
第2 節 「 細工」の限定・集約・焦点化 
第3 節  小 括 

第6 章 『 新手工科教材及教授法』における紙細工の教材復元解釈にみる教授過程の特質
第1 節  紙細工の技能教授過程の特質 
第2 節  紙細工の知識教授過程の特質 
第3 節  小 括 

第7 章 『 新手工科教材及教授法』における
木工の教材復元解釈にみる教授過程の特質
第1 節  木工の技能教授過程の特徴 
第2 節  木工の知識教授過程の特質 
第3 節  小 括 

結 章 岡山秀吉の手工科教育論の歴史的意義

OKAYAMA Hidekichi’s Education Theory of Manual Training
in Japan before World War II
附 録
資料1 岡山秀吉の略歴および著作目録 
資料2 作業分解票 
あとがき  

SHOPPING ご注文

8,200円+税

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • YONDEMILL

  • KNOWLEDGEWORKER