現代社会を読み解く知

著者 尾崎正延 編著
三浦直子 編著
師玉真理 編著
ジャンル 社会学
出版年月日 2016/09/20
ISBN 9784762026706
判型・ページ数 A5・224ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり

短絡的な問題解決の取り組みでなく、100年後、200年後の長期スパーンの問題にも対応できるような物事の考え方を育む、教養教育を目指す。
若者が多様な政治的・経済的選択肢の中から慎重な判断が行えるような「シチズンシップ教育」、「主権者教育」が今後の教養教育には求められている。

哲学、文学、心理学、政治学、経済学、法学、社会学の人文・社会科学の7つのコア科目からなる教養教育のテキスト。

<執筆者>
中畑邦夫、比嘉徹徳、師玉真理、布川純子、関根光絵、三橋大輔、豊田紳、山田博雄、山本崇弘、尾崎正延、多田庶弘、山本聡、三浦直子、澤田唯人

第1章 哲学Ⅰ 「大切なこと」について「考える」ために 
 1 知を愛し求める 
 2 「知らない」ということに「気づく」 
 3 自分で考える 
 4 我思う,ゆえに我あり 
 5 哲学的に語り合う 

第2章 哲学Ⅱ 「抜け出る」運動としての啓蒙 
 1 人文社会科学は何の役に立つのか? 
 2 「知る勇気を持て!」 
 3 「理性の公的な使用」 
 4 自律から規律訓練へ 
 5 啓蒙と神話 
 6 「解放」としてのリベラル・アーツ――その先に何があるのか? 


第3章 文学Ⅰ “文学”とは何か?――文学理論の視点から―― 
 1 “文学”のイメージ 
 2 さまざまな文学の定義 
 3 テクスト論 
 4 言語の不透明性 


第4章 文学Ⅱ 文学の普遍性 
 1 文学とは何か 
  1-1 はじめに /1-2 言語で書かれているもの /1-3 心情・感情など人間の感情の機微を表現しているもの /1-4 俳句・川柳・短歌・長歌などの詩,戯曲 /1-5 どのようなジャンルが文学にはいっているか /1-6 文学の重要性 
 2 作品を通して文学を考えてみよう 
  2-1 芥川龍之介『羅生門』 /2-2 芥川龍之介の生涯と作家活動 /2-3 『羅生門』執筆背景 /2-4 テーマを考える――ヒントとして 


第5章 心理学Ⅰ 心理学入門――性格心理学・臨床心理学・社会心理学から―― 
 1 心理学(Psychology)の成り立ち 
  1-1 心理学とは /1-2 心理学以前の「こころ」
 2 性格心理学 
  人の個性を表す様々な概念 
3 フロイトの人格理論 
  3-1 フロイトの生い立ちと精神分析学 /3-2 フロイトの人格理論 4 ユングの人格理論 
 4-1 ユングの生い立ちとユング心理学――フロイトとの関係 /4-2 ユングのタイプ論 
5 ストレスを受けやすい人とは? 
 5-1 ストレス学説 /5-2 ストレスを受けにくい人とは /5-3 ストレスと上手に付き合うために 
6 社会心理学 
6-1 社会心理学とは /6-2 ある事例から /6-3 社会的影響/6-4 同調
7 心理学入門を振り返って 


第6章 心理学Ⅱ 環境と関係を取り結ぶ 
 1 こころの素朴なイメージ 
 2 伝統的心理学とこころのイメージ 
 3 環境との関係から生まれるふるまい 
 4 生物にとって意味のある環境 
 5 環境との関係を取り結ぶ身体 
 6 こころとは何であり、何ではないのか 


第7章 政治学Ⅰ 政治学の考え方 
 1 政治学の目的,あるいは政治学は何でないのか? 
  1-1 政治:誰が,いつ,どのようにして(他)貴重な何かを手に入れるのか? /1-2 一般的に分析するとどのようなことか? 
 2 通商政策:自由貿易と保護貿易 
  2-1 関税の効果 /2-2 関税によって,誰が,いつ,どのようにして貴重な何かを手に入れるのか? /2-3 先進国では,なぜ農作物が保護されるのか:政治家と利益団体 /2-4 通商政策と繰り返されてきた諸利益の衝突
 3 民主主義とは何か 

第8章 政治学Ⅱ 政治学の要点 
 1 政治――「向こうから迫ってくる何ものか」を捉えるために 
 2 政治学の定義 
  2-1 政治学の主題 /2-2 政治学の分野 /2-3 民主主義における教育(情報・知識)の重要性 /2-4 政治(学)=個別・具体的な問題からの出発 
 3 実例から政治学を考える 
  3-1 社会に関心を持つとはどういうことか /3-2 ブルーボーイ裁判 /3-3 「社会契約」という考え方 
 4 情報・知識と政治 
  4-1 情報・知識の伝達にかんする問題 /4-2 情報・知識にかんする現代の課題 
 5 政治学の効用 

第9章 経済学Ⅰ 市場経済をいかに理解するか 
 1 複雑な現象としての経済 
 2 経済人の仮定 
 3 経済のフロー循環 
 4 価格のはたらき 
 5 均衡価格への収束
 6 ケインズの経済理論――不確実性に覆われた市場経済 
 7 経済のビジョン 

第10章 経済学Ⅱ 経済学のエッセンス 
 1 経済学の分類
  1-1 マルクス経済学 /1-2 近代経済学
 2 マクロ経済学 
  2-1 経済循環と国民所得 /2-2 国民所得の決定 /2-3 利子率の決定 /2-4 乗数理論 /2-5 ギャップ対策 /2-6 IS・LM曲線 
 3 ミクロ経済学 
  3-1 家計の需要 /3-2 企業の供給 


第11章 法学Ⅰ 決まりを知り,守ることとは――トラブルを解決する必要な視点のために―― 
 1 決まりを知ること 
  1-1 美容師が髪をカットすることに決まりがあるのか /1-2 美容師法という法律 /1-3 美容師法と局長通知 
 2 決まりを守ること 
  2-1 ダンスをすることについての決まり /2-2 なにがダンスなのか 
 3 決まりを知り,守ることとは何か 
 4 トラブルをどのように解決するか 
  4-1 トラブルの解決手段を考える /4-2 裁判で解決する場合 /4-3 トラブルなくケーキを分けるには 
 5 トラブルを解決するために必要な視点とは 

第12章 法学Ⅱ 法の起源とその行方――童話と裁判と死刑と正義のエピステーメ――  
 1 法医学者グリム兄弟の法説話集―大人の責任・子どもの責任― 
 2 刑事裁判の起源――地獄に落ちないための装置 
 3 刑罰の本質と死刑制度――人の死を望む不幸な制度 
 4 憲法と平和の関係―三酔人経綸問答から読み解く 
 5 いじめ社会の道徳性――いじめは,遺伝か,環境か,教育か 
 6 法と道徳は対立するか――似ているようで違う,その関係性 
 7 法の行方――権威(聖性)から個人尊重(世俗化)へ 

第13章 社会学Ⅰ 社会的な身体――認知・評価・実践に介在する「社会」―― 
 1 新しい出会いと戸惑い 
 2 食と身体 
  2-1 空間軸での比較 /2-2 身体のなかの「社会」 /2-3 社会的背景への考察 /2-4 時間軸での比較 
 3 家族のかの「社会」 
  3-1 時間軸での比較――戦後日本と世代のルール /3-2 空間軸での比較――出身家庭のルール 
 4 「常識/非常識」と「社会のルール」 


第14章 社会学Ⅱ 感情と行為の意味世界――関係性に貫かれた存在としての人間―― 
 1 感情からはじめる社会学 
 2 何かを欲望するということ――「価値」の社会学 
 3 人を怒らせるためには?――「秩序」の社会学 
 4 死者に語りかけるということ――「意味」の社会学 
 5 管理される心――「疎外」の社会学 
 6 死にたいではなく,消えたい――「身体」の社会学 
 7 ソシオロジカル・マリオネットのその先へ 

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