立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
障がい児保育の基本と課題
保育士養成課程の「障害児保育」に対応する障がい児保育の基本テキスト。
各章とも障がい児やその家庭への支援を学ぶ際に必要となる基礎知識について
最新の動向をふまえ厳選した記述の内容。
【執筆者】
小野 真、安田誠人、吉島紀江、田島真知子、岡田健一、齊藤勇紀、三好伸子、新川朋子、岡田 恵、
鬼塚良太郎、井村圭壯、今井慶宗、小栗貴弘、小宅理沙、野尻美津代、西木貴美子、川邊浩史
第1章 障がいの概念と障がい児保育の歴史的変遷
第1節 障がいの定義
1.障がいの定義 /2.わが国の障がいの概念 /3.世界における障がいの概念
第2節 日本の障がい児保育の歴史
第3節 障がい児保育の現状
第2章 障がい児保育の基本
第1節 障がい児保育とは
第2節 障がい児保育の形態
1.障がい児保育の形態 /2.統合保育 /3.分離保育
第3節 インクルージョン保育・教育
1.インクルージョン保育・教育とは /2.インクルージョン保育・教育の長所と課題
第3章 肢体不自由児と視覚・聴覚障がい児の理解と支援
第1節 肢体不自由児
1.肢体不自由児とは /2.主な肢体不自由の原因 /3.脳性まひ
/4.保育場面での支援の実際と留意点
第2節 視覚障がい児
1.視覚とは /2.視覚障がいとは /3.盲と弱視 /4.斜視
/5.保育場面での支援の実際と留意点
第3節 聴覚障がい児
1.聴覚障がいとは /2.聴覚障がいの分類 /3.新生児聴覚検査(聴覚スクリーニング)
/4.保育場面での支援の実際と留意点 /5.保育場面での留意点
第4章 知的障がい児の理解と支援
第1節 知的障がいとは
1.定義 /2.要因 /3.性差 /4.知的レベルの評価
第2節 知的障がい児の特徴
1.運動発達 /2.手指の発達 /3.ことばの発達 /4.記憶の発達
第3節 保育支援
1.保育(療育)の場 /2.保育的配慮
第5章 発達障がい児(ADHD,LD,ASD)の理解と支援
第1節 発達障がいとは
第2節 発達障がいの理解
1.注意欠如・多動性障がい(ADHD)の理解 /2.学習障がい(LD)の理解
/3.自閉症スペクトラム障がい(ASD)の理解
第3節 発達障がい児の支援
1.二次障がいの予防 /2.注意欠如・多動性障がい(ADHD)の支援
/3.自閉症スペクトラム障がい(ASD)の支援
第6章 保育課程に基づく個別指導計画の作成と記録および評価
第1節 個別指導計画の作成
1.「保育所保育指針」における保育計画作成上の留意点
/2.保育所における保育課程と指導計画
第2節 個別指導計画の作成手順
1.個別指導計画作成に必要な情報の収集と整理
/2.アセスメント情報に基づく個別指導計画の作成 /3.個別指導計画作成上の留意点
第3節 保育の評価と行動観察
1.保育の評価 /2.評価に生かす行動観察
第7章 個々の発達を促す生活や遊びの環境
第1節 障がい児にとっての遊びの意義
第2節 遊びの教材と留意点(配慮)
1.「ひらがな積み木」の事例から /2.「すもう遊び」の事例から
第3節 遊び場(地域の遊び場)
1.地域の障がい児ときょうだい・保護者の遊びの場 /2.絵本から学ぶ遊びの場
第8章 子ども同士のかかわりと育ち合い
第1節 子どもの発達における子ども同士のかかわりと育ち合い
第2節 統合保育のなかでの子ども同士のかかわりと育ち合い
第3節 事例を通した子ども同士のかかわりと育ち合い
1.M男の事例 /2.N子の事例
第4節 保育者に求められる姿勢と資質
第9章 職員間の協働
第1節 子どもの情報を共有すること
1.保育士間で子どもの情報を共有する大切さ /2.専門機関との協働
第2節 情報の共有と守秘義務の重要性
1.情報の管理 /2.守秘義務とは
第10章 保護者や家族に対する理解と支援
第1節 保護者支援の意義
1.現代社会の子育て支援における保護者支援の意義
/2.子育て支援における保育所および保育士の役割
第2節 障がいのある乳幼児の保護者の心理
1.障がいの受容 /2.保護者支援の目指すもの
第3節 保護者支援の実際
1.保育所等における保護者支援 /2.保護者を支援する際の配慮点
第11章 地域の専門機関等との連携および個別の支援計画の作成
第1節 地域の専門機関(行政・相談機関)
1.児童相談所 /2.市町村 /3.保健所 /4.発達障害者支援センター
第2節 地域の専門機関(施設・医療機関)
1.児童発達支援センター /2.障害児入所施設 /3.障害児等療育支援事業
/4.保育所等訪問支援 /5.小児慢性特定疾病医療費助成制度における指定医
第3節 連携と個別の支援計画の作成
1.「保育所保育指針」の規定 /2.個別の支援計画 /3.個別の指導計画
第12章 小学校等との連携
第1節 就学先の種別
1.特別支援学校 /2.通級指導教室
第2節 就学先の決定
1.就学時健康診断 /2.就学相談 /3.教育支援委員会
第3節 保育士による連携の現状と課題
1.就学先との連携 /2.就学相談における連携障
第13章 保健・医療における現状と課題
第1節 保健所・市町村保健センターとの連携
1.保健所とは /2.市町村保健センターとは /3.乳幼児健康診査
第2節 医療機関との連携
1.妊産婦健康診査 /2.新生児マススクリーニング /3.小児慢性特定疾病医療費の支給
/4.自立支援医療制度 /5.子どもの心の診療ネットワーク事業
第3節 地域支援
1.保育所(園)への巡回指導 /2.教育委員会や療育センターによる訪問指導
第4節 今後の課題
1.障がい児の保健領域に関する課題 /2.障がい児の医療領域に関する課題
第14章 福祉・教育における現状と課題
第1節 福祉における現状
1.障害者基本計画 /2.経済的支援の制度 /3.小児慢性特定疾病対策
第2節 教育における現状
1.特別支援教育の理念 /2.学校教育法と特別支援学校幼稚部教育要領
第3節 福祉・教育における課題
1.障害の早期発見 /2.障がい児施設の一元化 /3.小児慢性特定疾病対策の動向
/4.放課後等デイサービス /5.学習指導要領 /6.通級による指導
/7.特別支援教育コーディネーター /8.学校での医療的ケア
第15章 支援の場の広がりとつながり
第1節 支援の場の広がり
1.子育て支援の場 /2.民間の障がい児支援サービス
第2節 支援のつながり