立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
文化的-歴史的精神発達の理論
人間の精神発達を文化的・社会的環境や教育との深い関係のなかでとらえ、
心理発達は生物進化の法則によってではなく、
社会の歴史的発達法則によって規定された発達であるとする。
子どもの精神発達を中心にそえ、幅広い理論的考察を展開。
20世紀初頭のソビエト心理学の基礎を築いたヴィゴツキーが
自らの研究方法論に基づく精神発達の理論を体系的にまとめた
草稿「高次精神機能の発達史」の邦訳ここに復刻。
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1 伝統的見解の誤り / 2 従来の児童心理学の批判 / 3 精神の生理学か形而上学か
/ 4 現代心理学における自然主義 / 5 精神分析と了解心理学 / 6 了解心理学の歴史的方法
/ 7 批判の総括 / 8 精神発達の二つの路線 / 9 高次精神機能の発達と行動の文化的発達
/ 10 人間における活動性の体系 / 11 行動の生物学的発達と文化的発達との交錯
/ 12 障害児における高次精神機能の発達 / 13 子どもの原始性
第2章 研究の方法
1 研究方法の問題 / 2 刺激-反応の原理 / 3 心理学における実験的方法
/ 4 言語刺激の問題 / 5 刺激-反応の図式の自然主義 / 6 私たちの研究方法の原理
/ 7 心理学における歴史的研究 / 8 ブリダンのろば / 9 くじ引きの心理
/ 10 記憶のための結び目 / 11 信号作用と意味づけ / 12 適応の受動的形式と能動的形式
/ 13 記号の使用と道具の使用
第3章 高次精神機能の分析
1 心理学における分析 / 2 物の分析と過程の分析 / 3 記述的分析と説明的分析
/ 4 複雑な反応の分析 / 5 選択反応の実験 / 6 行動の低次の形態の高次の形態への止揚
第4章 高次精神機能の構造
1 原始的構造と高次の構造 / 2 行動の自己制御 / 3 子どものことばの構造
/ 4 行動の発達における四つの段階 / 5 行動の文化的発達 / 6 模倣の意義
第5章 高次精神機能の発生
1 現代心理学における発達概念 / 2 ラマルクとダーウィンの思想の継承 / 3 記号の発達
/ 4 高次精神機能の社会的発生 / 5 知的障害児 / 6 発達の概念 / 7 行動の発達段階
/ 8 選択反応の発達に関する実験 / 9 素朴な心理の段階 / 10 操作の内面化
/ 11 算数の知識の発達段階 / 12 ことばの発達の段階
第6章 話しことばの発達
1 最初の音声的反応 / 2 ことばと思考の発生的根源 / 3 言葉の意味の発達史
/ 4 子どもによる記号=言語の意味の習得
第7章 書きことばの前史
1 書きことばとは何か / 2 書きことばの発達史 / 3 身振りと子どもの描画
/ 4 子どもの遊び / 5 子供の描画の発達 / 6 書きことばの発達前史の実験的研究
/ 7 読み方の実験的研究 / 8 文字学習はいつ始めるべきか
/ 9 障害児における書きことばの発達
第8章 注意の習得
1 自然的注意の発達 / 2 注意の文化的発達 / 3 随意的注意と非随意的注意
/ 4 随意的注意の発生に関する実験的研究 / 5 指示の役割 / 6 抽象過程における注意の役割
/ 7 聾唖児における注意の発達 / 8 知的障害児の注意
第9章 ことばと思考の発達
1 絵を見てお話をする思考実験 / 2 子どもの思考の混同心性的特質
/ 3 子どものことばと思考の発達 / 4 ことばの発達以前の思考
/ 5 ことばの発達が思考に及ぼす影響 / 6 概念形成の二つの発達路線
第10章 自分自身の行動の制御
1 選択反応の研究 / 2 意志の自由 / 3 意志的行為 / 4 刺激と動機の葛藤
/ 5 ヒステリー患者の行動 / 6 人間の自由
第11章 高次の行動形式の教育
1 子どもの文化的発達 / 2 文化的発達と文化的教育 / 3 算数の教育 / 4 障害児の発達と教育
第12章 文化的年齢の問題
1 文化的年齢とは何か / 2 文化的発達を測定する方法 / 3 発達の二つの路線
第13章 総括 研究の今後の道程―子どもの人格と世界観の発達
1 文化的発達の総合的把握 / 2 子ども人格と世界観の発達 / 3 乳児期の発達
/ 4 幼児期の発達 / 5 就学前期の発達 / 6 学童期の発達 / 7 思春期の特質
訳者注解
訳者解説