立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
シリーズ 社会福祉の探究 12
介護技術学
介護福祉士・社会福祉士の専門性の探究
著者 | 三好 明夫 編著 仲田 勝美 編著 |
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ジャンル | 社会福祉 |
シリーズ・巻次 | シリーズ 社会福祉の探究 12 |
出版年月日 | 2007/01/31 |
ISBN | 9784762015212 |
判型・ページ数 | A5・176ページ |
定価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
在庫 | 在庫あり |
シリーズでは、介護福祉士・社会福祉士教育にスポットをあて、それらの専門性を高める教育や研修のあり方を考えていく。本書は、介護福祉士養成教育の「介護技術」のカリキュラムに準拠。介護福祉士をめざす介護職員や相談援助業務職員、福祉系大学等で学ぶ方々、訪問介護員講習会や福祉施設等の現任職員、また一般の方々の基礎テキストなど、幅広く実用に供されたい。
1.基本なき応用はありえない―基本介護技術の習得はなぜ必要か―
2.技術は手段であり、それ自体が目的となってはならない
―実現したいことは何か―
3.拠りどころとなる基本的な価値観基準は何か
―2つの基本視点―
第1章 介護技術と人権保障
1.介護福祉士に求められる人権保障
第2章 コミュニケーションの技法
1.コミュニケーションとは
2.介護福祉士にとってのコミュニケーションの意義
3.コミュニケーションの手段
4.コミュニケーション技術
5.高齢者・障害者とのコミュニケーション
6.事例検討 人と人とが分かり合うことの意味
―グループホームでの 生活の一場面を手がかりに―
第3章 観察・記録の技法
1.観察・記録とは
2.介護福祉士にとっての観察・記録の意義―情報共有場面の必要性―
3.観察の視点と方法
4.記録の目的
5.記録の技法
6.事例検討 利用者理解を深める情報と記録
―生活史に着目したアセスメントシートの必要性―
第4章 環境整備 住環境,寝具の整備
1.人間の生活と環境整備
2.利用者と介護福祉士にとっての環境整備の意義
3.住環境整備
4.人間の生活と寝具整備
5.事例検討 生活資源としての居住環境
第5章 社会生活維持の拡大の技法
1.社会生活とは
2.介護福祉士にとっての社会生活の維持・拡大へ向けた援助の意義
3.ボディメカニクスの理解
4.ベッドサイドの移動
5.座る
6.移乗・移動介助
7.事例検討 意欲に働きかける移乗援助
第6章 食事の介護
1.食事の意味
2.介護福祉士にとっての食事介護の目標・意義
3.豊かな食事介護を提供するために
4.摂食介助を支える知識
5.摂食介助の具体的技術
6.口腔ケア
7.事例検討 「食べたい」意欲の大切さ
第7章 排泄介護
1.排泄とは
2.介護福祉士にとっての排泄介護の意義
―排泄介護における基礎知識と留意点
3.排泄のメカニズム
4.排泄介護の実際
5.事例検討 自立に向けた排泄介護のあり方
第8章 着脱(整容)の介護
1.着脱・整容とは
2.介護福祉士にとっての着脱・整容介護の意義
3.着脱介護の技法
4.整容の介護
5.事例検討 整容への配慮が利用者の社会性をも変化させたケース
第9章 清潔の介護
1.清潔とは
2.介護福祉士にとっての清潔介護の意義
3.清潔介護に必要な知識
4.入浴の介助法 普通浴槽
5.入浴の介助法 機械浴槽
6.清拭の介助法
7.事例検討 入浴の効果が身体状況だけでなく意識状態へも影響するこ
とを示したケース
第10章 福祉用具の用い方
1.福祉用具とは
2.介護福祉士にとっての福祉用具の意義
3.福祉用具支援と選択の原則
4.福祉用具の分類,種類
5.介護保険制度における福祉用具の活用
6.ユニバーサルデザインとオーダーメイドの視点
7.事例検討 福祉用具援助の一場面
第11章 医療との連携
1.連携とは―連携の必要性と基礎知識―
2.他職種との連携とその意義―医療との連携を中心に―
3.薬の管理と与薬時の介護
4.受診時の介護
5.事例検討 通院介助後の薬の変更に伴う体調変化
第12章 急変・事故時の対応
1.介護の場面における緊急性とは
2.介護福祉士としての急変・事故に対応することの意義
3.急変・事故の対応に必要な基礎知識
4.急変・事故とその対応
5.事例検討 在宅における入浴時の窒息事故のケース