立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
インターンシップとキャリア
産学連携教育の実証的研究
文系、理工系、国立大学、大学院、海外における各事例分析をはじめ、受入れ企業と学生との意識のギャップ、採用との関連性、有意義なインターンシップにするためのキャリア支援制度のあり方等具体的課題について詳細に検証。
産学官連携教育としてのインターンシップ運営に携わる教職員や、インターンシップの歴史、導入、現状の評価・課題等について探究しようとする学生・研究者が幅広い知識を得られる。理論、実証、実践的研究の融合からインターンシップの核心に迫る。
<推薦文>
田村紀雄
(東京経済大学名誉教授・日本インターンシップ学会会長)
インターンシップは産官学、地域そして学生や保護者・家庭にとって
キャリア教育の希望の星である。本書は専門家によって体系的に著され
ているため、この分野を深めようとする学校企業、学生、保護者にとっ
てきわめて有益である。
【執筆者:高良和武、田中宣秀、吉本圭一、江藤智佐子、石田宏之、那須幸雄、横山修一、亀野 淳、和栗百恵、岸本喜久雄、寺山孝男、太田和男、古閑博美、高橋保雄、細川正一】
序章 キャリアとインターンシップ
1 キャリアとは何か
2 キャリア教育の柱としてのインターンシップ
3 本書のねらいとインターンシップ研究の対象
第1部 わが国のインターンシップの歴史
第1章 インターンシップはどのように始まったのか
1 インターンシップとは何か
2 インターンシップの効用
3 インターンシップの源流を探る
4 海外のインターンシップ
第2章 インターンシップの多様な展開とキャリア教育
1 「インターンシップ」の10年
2 教育プログラム以外のインターンシップ
3 インターンシップとキャリア教育との関係性
第2部 インターンシップの事例
第1章 大学におけるインターンシップ実施内容
1 インターンシップの実施体制
2 インターンシップの実施内容
3 インターンシップの評価と成果
第2章 文系私立大学におけるインターンシップの展開
1 インターンシップ導入の経緯
2 運営システム
3 インターンシップについての学生の反応、意見
4 今後の課題と展望
第3章 理工系私立大学の動向
1 各地で発足したインターンシップ推進支援団体
2 関東地域インターンシップ推進協会(KIPC)の発足
3 理工系大学のインターンシップ:工学院大学
第4章 国立大学におけるインターンシップの事例
1 導入の経緯
2 制度の概要と体制
3 インターンシップ実習先
4 全学インターンシップの詳細
5 実習の成果とキャリア支援効果
6 展望と課題
第5章 海外インターンシップの動向
1 プログラムの目的と導入の経緯・特色
2 プログラムの成果とキャリア支援効果
第6章 大学院(理系)におけるインターンシップの取組み
1 国内における大学院インターンシップの取組み
2 東京工業大学における試み
3 派遣型高度人材育成協同プラン
第3部 インターンシップの課題と展望
第1章 大学・学生とインターンシップ
1 インターンシップの体験者
2 多様化する単位認定要件をめぐる問題
3 多様化する受入れ先
4 実習の成果とキャリア支援効果
5 課題解決で学生満足度の高いインターンシップ
第2章 大学教育とインターンシップ
1 インターンシップを推進するうえでの課題
2 期待される魅力人材の育成
3 人材育成への道筋となる要素
4 「魅力人材」になることの大切さ
第3章 インターンシップと企業
1 インターンシップの受入れ目的と学生の参加理由とのギャップ
2 インターンシップは採用に結びつくか
3 ある企業におけるささやかな試み
4 インターンシップを採用戦略に
第4章 公的機関とインターンシップ
1 インターンシップの受入れ先としての公的機関
2 地域における経済団体の取組み
付録1 インターンシップに必要な契約書の意味と法律について
付録2 緊急時の連絡マニュアル