立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
講座 現代学校教育の高度化 16
授業づくりと学びの創造
子どもたちの「学び」の創造をめざす「授業づくり」としての「授業研究」の魅力と有効性の再構築を試みる。
第1章では、戦後日本における授業研究のあゆみを踏まえながら、
第2章ではそこでの授業研究の方法論を吟味する。
第3章では「総合的な学習の時間」における教師の指導性のあり方が追究され、
第4章では今後の授業実践として注目されている「サービス・ラーニング」の理論と方法を示し、
第5章では評価を活かす立場からの授業研究のあり方を探究する。
1 戦後初期「問題解決学習」とその批判
2 「現代化」と授業研究の模索
3 「現代化」批判と授業研究の展開
4 授業研究の現在
第2章 授業研究方法論の系譜と今後の展望
1 解釈志向的授業研究と技術志向的授業研究
2 技術志向的授業研究
3 解釈志向的授業研究から授業の質的研究へ
第3章「総合的な学習の時間」における教師の指導性―学習を援助する教授スキルを中心に
1 「総合的な学習の時間」における学習を援助する指導の必要性
2 各種審議会答申や学習指導要領等に見る「総合的な学習の時間」
3 「総合的な学習の時間」における学習者の学習を援助するための指導に関する先行研究
4 日米における解明行動の研究
5 「総合的な学習の時間」における教師の解明行動の実践例
第4章 今後求められる授業実践―サービス・ラーニング(Service Lerning)の考え方と実践
1 背景
2 SLの定義・類義語
3 スタンダード
4 学習過程
5 実践例の検討
第5章 評価を活かす授業づくり
1 「教育評価」とは何か
2 なぜ「相対評価」が批判されたのか
3 「目標に依拠した評価」の意義をまとめる
4 「目標に準拠した評価」をめぐる論点とは何か
5 「真正の評価」論は何を主張しているのか
6 「真正の評価」論はどのような授業を構想するのか