立田慶裕編著「読書教育のすすめ」が『全私学新聞』の書評に掲載されました。 - 2024.02.22
現代の社会学的解読
イントロダクション社会学
都市、家族、農山村、グローバル化とエスニシティなど、現代的諸問題の事例研究から、社会学による社会の見方・考え方を説明。「面白」く「自由」で「身近」な、社会学的考察をすすめる。
独習書としても利用できるわかりやすさをめざした社会学入門書。
1 社会学によるものの見方 ―社会学とは何をいかに研究するのか
2 文化
3 社会
第2章 集団・組織―集団や組織の何が問題か、その視点・論点
1 個人・集団・社会
2 集団とは
3 内集団と外集団
4 民族的内(外)集団・道徳的錬金術・エスノセントリズム
5 準拠集団・社会的距離
6 大きな集団と小さな集団
7 第一次集団の意味
8 第一次集団と第二次集団の対比
9 第二次集団・組織
10 第一次集団・組織・官僚制
11 集団の発見、集団の機能・逆機能
第3章 家族―その普遍性・多様性・現代性
1 家族の重要性
2 家族の多様性
3 家族の普遍性
4 家族の定義と基底的機能
5 近代化・産業化・核家族化
6 核家族化論をこえて
第4章 都市―都市の見方、都市の姿
1 都市とは何かという問い
2 都市とは何か―議論のスタート―
3 ワースのアーバニズム論
4 ワース批判
5 フィッシャーの下位文化理論
6 都市が下位文化を生むメカニズム
7 矢崎武夫のワース批判
8 鈴木榮太郎の結節機関論
9 磯村・第三空間論と鈴木・正常生活(人口)論
10 さまざまな都市の見方,都市の姿
第5章 農山村―過疎化と高齢化の波
1 はじめに
2 日本の農山村
3 過疎の意味と過疎問題
4 過疎化の進展
5 事例分析:広域合併のなかの過疎化の点検
6 過疎地の高齢化
7 市町村合併と農山村の地域づくり
第6章 社会階層と社会移動―戦後日本の産業化は平等をもたらしたのか
1 社会に階層があるとはどういうことなのか
2 戦後日本社会の階層化はどのように進んだのか
3 階層化の理論
4 階層化は何をもたらすのか
5 議論できなかったこと
第7章 逸脱行動と社会統制―真に「安心・安全」な社会はどうすればよいか
1 はじめに
2 逸脱行動とは何か:逸脱行動の種類と定義
3 逸脱行動を説明・解釈する代表的な理論
4 現在の逸脱現象
5 若者の道徳意識・非行意識
6 社会統制の課題
7 逸脱行動に対して「できること」,「できないこと」
第8章 グローバル化とエスニティ
―拡大する世界のなかで共に生きる社会をつくるには
1 グローバル化の進展
2 エスニシティの活性化とその理論
3 日本におけるエスニック集団間の関係
4 統合と多文化共生に向けて